キッチン

エアフライヤー(ノンフライヤー)の選び方|容量・スチーム・お手入れで失敗しない7つのポイント

揚げ物の温め直しや、肉・野菜の調理などに使えるエアフライヤー。

ノンフライヤーとも呼ばれ、食材に高温の空気を循環させて調理する家電として知られています。

しかし、購入しようとすると2L程度のコンパクトな製品から、5L以上の大容量モデル、スチーム機能やガラス窓を備えた製品までさまざまです。

本体の容量が大きくても、一度に調理できる量が期待より少なかったり、お手入れが負担になったりする場合があります。

また、「油を使わない」という説明だけを見て、どの食材でも油なしで同じ仕上がりになると思うのは避けたいところです。

この記事では、家庭用エアフライヤーを選ぶときに確認したい7つのポイントを解説します。

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1.人数と作る量に合わせて容量を選ぶ

エアフライヤーを選ぶとき、最初に確認したいのが容量です。

2L前後

1〜2人分の少量調理が中心なら、コンパクトなモデルが候補になります。

一人暮らしで冷凍食品を温めたり、少量の野菜や肉を調理したりする用途に向いています。

ただし、大きな食材を入れたい場合は、容量だけでなくバスケットの形状を確認しましょう。

3〜4L前後

2〜4人程度の家庭で使いたい場合に候補になります。

ただし、人数の目安は食材の種類や量によって変わります。

家族分をまとめて作れるかどうかは、メーカーが公表する調理可能量を確認してください。

5L以上

家族分をまとめて調理したい人や、作り置きを考えている人に向いています。

一方、本体が大きくなりやすく、設置スペースも必要になります。

容量と調理可能量は別

エアフライヤーでは、バスケットの容量が大きくても、食材を詰め込みすぎると熱風が十分に循環しない場合があります。

表示容量のすべてを食材で埋めれば、均一に調理できるとは限りません。

購入前には、容量のL表示に加えて、ポテトや肉などの推奨調理量を確認しましょう。

2.熱風調理と油を使った揚げ物の違いを知る

エアフライヤーは、一般的な油で揚げる調理とは加熱方法が異なります。

熱風による調理

多くのエアフライヤーは、ヒーターで加熱した空気をファンで循環させて食材を調理します。

食材の表面に熱を伝えながら加熱する仕組みです。

油を使わずに調理できる?

冷凍フライドポテトなど、油を追加せずに調理できる食品があります。

一方、生のジャガイモや脂肪分の少ない食材などでは、少量の油を食材に付けた方が好みの仕上がりになる場合があります。

また、食材自体に含まれる脂質がなくなるわけではありません。

「油を追加しない」と「脂質がゼロになる」は別の意味です。

普通の揚げ物と同じ仕上がり?

熱風調理と油で揚げる調理では、食感や風味が異なる場合があります。

仕上がりは食材の種類、温度、調理時間などにも左右されます。

途中で混ぜる必要がある?

重なった食材を調理するときは、途中でバスケットを振ったり、食材を裏返したりする必要がある場合があります。

熱風が届きにくい部分を減らすためです。

ただし、崩れやすい食材などでは適さない場合もあるため、メーカーが指定する調理方法に従ってください。

3.スチーム機能と調理メニューを比較する

エアフライヤーには、基本的な熱風調理のほかに追加機能を備えた製品があります。

スチーム機能

蒸気を利用して調理する製品があります。

肉や魚などの調理に使いたい場合に比較したい機能です。

ただし、スチームの発生方法や調理できる料理は製品によって異なります。

スチーム機能があれば、すべての食材が必ずジューシーに仕上がるわけではありません。

過熱水蒸気

過熱水蒸気を利用した調理に対応する製品もあります。

通常のスチームとは加熱の仕組みが異なる場合があるため、対応機能と調理方法を確認しましょう。

自動メニュー

ポテト、肉、魚、冷凍食品など、食品ごとのメニューを選べる製品があります。

設定の手間を減らしたい場合に便利です。

ただし、自動メニューでも食材の大きさや量に応じた調整が必要になることがあります。

温度調節

調理温度を指定できる製品があります。

設定できる温度範囲や刻み幅は機種によって異なります。

低温調理や乾燥調理など、特定の使い方をしたい場合は、その用途への対応を確認してください。

4.ガラス窓と操作方法を確認する

毎日の使いやすさには、調理中の確認方法も関係します。

中が見えるタイプ

ガラス窓やガラス容器を備え、調理中の食材を確認しやすい製品があります。

焼き色や仕上がりを見ながら調理したい人に便利です。

ただし、窓の大きさや位置によって見え方は異なります。

バスケットを引き出すタイプ

バスケットを引き出して食材を確認する製品もあります。

途中で取り出すと、機種によって自動的に加熱が停止する場合があります。

ただし、取り出し時の動作や再開方法は取扱説明書を確認してください。

ダイヤル式

温度や時間をダイヤルで設定する製品があります。

操作をシンプルにしたい人に向いています。

タッチパネル式

表示画面やタッチ操作で設定できる製品があります。

自動メニューを多く備えた機種もありますが、設定項目が多いほど使いやすいとは限りません。

普段使う機能を操作しやすいか確認しましょう。

5.設置サイズと放熱スペースを確認する

エアフライヤーは加熱調理家電のため、設置場所に注意が必要です。

本体サイズ

幅・奥行き・高さを確認しましょう。

特に大容量モデルは、キッチンカウンターのスペースを多く使う場合があります。

バスケットを引き出す空間

前面にバスケットを引き出す製品では、本体の奥行きだけでなく、引き出すためのスペースが必要です。

調理済みの食品を取り出す場所も考えておきましょう。

放熱のための空間

使用中は排気口などから熱い空気が出る場合があります。

壁や家具との距離はメーカーの指定条件を確認してください。

電源

消費電力の大きい製品もあるため、コンセントや配線器具の定格を確認しましょう。

不適切なたこ足配線や延長コードの使用は避けてください。

収納する場合

使用後は本体が熱くなっている場合があります。

十分に冷めてから、取扱説明書に従って移動や収納を行いましょう。

6.バスケットやトレイのお手入れを確認する

エアフライヤーは、食材の油や汁などで内部が汚れる場合があります。

日常のお手入れのしやすさも重要です。

バスケットの取り外し

バスケットや内側のトレイを取り外せる製品があります。

構造がシンプルなものは洗いやすい場合があります。

食洗機対応

部品の一部を食器洗い乾燥機で洗える製品があります。

ただし、対応する部品や洗浄条件はメーカーによって異なります。

本体全体を食洗機で洗えるわけではありません。

コーティング

バスケットの内側にコーティングを施した製品があります。

金属製の器具や研磨剤などの使用が禁止されている場合があるため、清掃方法を確認しましょう。

スチーム機能付きの場合

給水タンクや水路のお手入れが必要になる製品があります。

加熱調理後の油汚れだけでなく、水まわりの管理も考えましょう。

におい残り

魚や肉などを調理した後、においが残る場合があります。

取り外せる部品と清掃方法を確認すると、使い続けやすいでしょう。

7.安全性・調理時間・電気代・予算を考える

最後に、安全に使うための条件と費用を確認しましょう。

食材に十分火を通す

エアフライヤーを使用しても、食材が必ず均一に加熱されるとは限りません。

特に生の鶏肉などを調理する場合は、食品に適した加熱条件を守り、中心まで十分に火が通っていることを確認してください。

詰め込みすぎない

食材を入れすぎると熱風が十分に循環せず、加熱ムラにつながる場合があります。

推奨調理量を守り、必要に応じて途中で混ぜましょう。

油の入れ方

油を食材に付けることと、バスケットに大量の油を注ぐことは異なります。

油をためて揚げる調理は、メーカーが明示的に認めている場合を除き行わないでください。

やけどに注意

調理後のバスケットや内部は高温です。

食材を取り出す際は、適切な調理器具を使い、熱い蒸気にも注意しましょう。

電気代

電気代は消費電力量と契約している料金単価によって変わります。

最大消費電力だけでなく、調理にかかる時間や温度制御も比較ポイントです。

予算

容量、スチーム機能、調理の見やすさ、操作性、お手入れなどを整理しましょう。

使わない機能よりも、日常的に作りたい料理への対応を優先して選ぶことが大切です。

エアフライヤー選びでありがちな5つの失敗

容量のL数だけで選ぶ

同じ容量でもバスケットの形や推奨調理量は異なります。

油なしで必ず揚げ物と同じ仕上がりになると思う

熱風調理と油で揚げる調理では、食感や風味が異なる場合があります。

食材を詰め込みすぎる

熱風が循環しにくくなり、加熱ムラにつながる場合があります。

設置スペースを確認しない

本体の寸法に加えて、排気やバスケットの取り出しに必要な空間を確認しましょう。

お手入れの方法を確認しない

バスケットやトレイ、スチーム用タンクなどの清掃方法を確認してください。

迷ったら「作る量 → 用途 → スチーム → 使いやすさ → 予算」

エアフライヤーを選ぶときは、まず一度にどのくらいの料理を作りたいか考えましょう。

次に、冷凍食品の温め直しが中心なのか、肉や魚、野菜などの調理にも使いたいのかを整理します。

そのうえでスチーム、調理中の見やすさ、温度調節、お手入れ、設置場所、予算を比較してください。

容量の大きさだけでなく、日常的な使いやすさを重視しましょう。

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よくある質問

ノンフライヤーとエアフライヤーは違うもの?

一般的には、熱風を利用して調理する家庭用家電を指す言葉として使われています。具体的な加熱機能は製品ごとに確認しましょう。

2人暮らしなら何Lがおすすめ?

2L前後から3〜4L程度まで候補になりますが、作る量や食材の大きさによって異なります。容量だけでなく推奨調理量を確認しましょう。

エアフライヤーなら油はまったく必要ない?

油を追加せずに調理できる食材もあります。一方、食材によっては少量の油を加えた方が好みの仕上がりになる場合があります。

エアフライヤーとオーブントースターはどちらがいい?

トースト中心ならオーブントースター、熱風を使った揚げ物の温め直しや肉・野菜の調理を重視するならエアフライヤーが候補です。対応メニューと容量を比較しましょう。

まとめ

エアフライヤー選びでは、容量、熱風調理の特徴、スチーム、調理中の見やすさ、操作性、設置スペース、お手入れ、安全性、予算を確認しましょう。

同じ容量でも、実際に調理できる量や使い勝手は異なります。

自分がよく作る料理と、毎日の調理量に合った製品を選ぶことが大切です。