プリンターの選び方|インク代・印刷方式・写真・コピーで失敗しない7つのポイント
公開日:2026年10月8日
家庭用プリンターを探していると、インクジェット、レーザー、複合機、大容量インクなど、似たような言葉が並んで迷いがちです。
価格の安いプリンターを買ったものの、インク交換の費用が負担になったり、必要なコピー機能が付いていなかったりすることもあります。
プリンター選びで大切なのは、何を印刷するか、毎月何枚くらい使うか、そして何年間使うかを考えることです。
ここでは購入前に確認したい7つのポイントを紹介します。条件を自分で整理するのが難しい方は、ぴったり診断ナビのプリンター診断も活用できます。
1.何を印刷するかで方式を選ぶ
最初に考えたいのは、写真と文書のどちらを多く印刷するかです。
写真や年賀状が中心ならインクジェット
インクジェットプリンターは、インクを細かな液滴にして用紙へ印刷します。家庭向けの製品が多く、写真用紙や年賀状などに対応した機種も豊富です。
写真の仕上がりを重視する場合は、インク色数、写真用紙への対応、メーカーが公開している印刷サンプルを確認しましょう。インクの色数だけで画質が決まるわけではありません。
文書を大量に印刷するならレーザーも候補
レーザープリンターはトナーを使って印刷する方式です。文書の大量印刷に適した機種が多く、オフィスや在宅ワークで使う場合にも候補になります。
一方、本体が大きくなりやすく、写真印刷の用途には向かない機種もあります。カラー印刷が必要か、モノクロだけで十分かも検討しましょう。
家庭で幅広く使うなら複合機
印刷だけでなく、コピーやスキャンにも使いたいなら複合機が便利です。複合機は印刷方式そのものではなく、複数の機能を備えた製品を指します。
2.本体価格だけでなくインク代を確認する
プリンターは購入後にもインクやトナーなどの消耗品代がかかります。
使用頻度が低い場合は、比較的安い本体を選ぶ方法があります。ただし、長期間使わないインクジェットプリンターでは、ノズル詰まりやクリーニングによるインク消費にも注意が必要です。
毎月大量に印刷するなら、大容量インクタンク方式や大容量カートリッジ対応機種が候補になります。
確認したいのは次の3点です。
- 消耗品の交換価格
- メーカー公表の印刷コスト
- 普段の印刷枚数で使った場合の総費用
印刷コストの公表値は、用紙や印刷条件などによって実際の費用と異なります。単純な数値比較だけで判断せず、算出条件も確認しましょう。
3.写真印刷なら画質と対応用紙を確認する
スマートフォンの写真を印刷したい場合は、文書印刷とは違う観点が必要です。
写真向けインクの特徴
写真印刷を重視した機種には、複数の染料インクを使用するものがあります。染料インクは写真用紙で滑らかな階調を表現しやすい一方、印刷物の保存性はインク・用紙・保管環境によって異なります。
顔料インクは普通紙の文字印刷に使われることが多いものの、写真向けの顔料インクを採用した機種もあります。染料か顔料かだけで優劣は決められません。
印刷できるサイズを確認する
L判、はがき、A4、A3など、対応用紙サイズは機種ごとに異なります。
フチなし印刷を使いたい場合は、希望する用紙サイズが対応しているかも確認してください。
4.コピー・スキャン・ADFの必要性を考える
プリンターを購入するとき、印刷以外に何が必要かを整理しましょう。
コピー・スキャン
子どもの学校の書類や仕事の資料をコピーするなら、複合機が便利です。
紙の書類をPDFとして保存したい人は、スキャン機能を確認しましょう。
ADF
ADFは自動原稿送り装置のことです。複数枚の書類を連続して読み取りたいときに役立ちます。
ただし、ADF搭載機種でも両面同時読み取りに対応しているとは限りません。書類を頻繁に電子化するなら、片面・両面の対応方式まで確認してください。
5.A4・A3・両面印刷など用紙への対応を確認する
家庭用ではA4までのプリンターが一般的ですが、図面や資料、作品制作などではA3が必要になることもあります。
A3印刷が必要なら、その機種がA3出力に対応しているか確認してください。A3のスキャンに対応するかは別の仕様です。
また、大量の文書を印刷する場合は自動両面印刷が便利です。手動両面印刷との違いにも注意しましょう。
給紙トレイの容量や、前面・背面のどちらから給紙するかも日常的な使いやすさに影響します。
6.置き場所と接続方法を確認する
本体サイズだけでなく、用紙トレイを開いた状態や、排紙時に必要なスペースも確認しましょう。
Wi-Fi対応機種であれば、パソコンから離れた場所に設置できる場合があります。ただし、無線LANの周波数帯や接続環境への対応は機種ごとに異なります。
スマートフォンから印刷したい方は、メーカーアプリ、AirPrint、Mopriaなど、使用する端末に合う印刷方法を確認してください。
USB接続を使いたい場合は、端子の有無や必要なケーブルも忘れず確認しましょう。
7.使用頻度と予算から総費用を考える
本体価格の安さを最優先すると、印刷量によっては消耗品代が大きくなることがあります。
反対に、月に数枚しか印刷しない人が高価な大量印刷向けモデルを購入しても、初期費用に見合う利点を得にくい場合があります。
購入時は本体価格、インク・トナー代、用紙代、交換部品、設置スペースをまとめて比較しましょう。
普段の印刷量を大まかに把握しておくだけでも、候補を絞りやすくなります。
プリンター選びでありがちな5つの失敗
本体価格だけで決める
インクやトナーの価格を確認せずに選ぶと、購入後の費用が予想以上になることがあります。
写真印刷の仕上がりを確認しない
写真を重視する場合は、印刷サンプルや対応する写真用紙まで確認しましょう。
コピー・スキャン機能を見落とす
印刷専用機と複合機ではできることが違います。必要な機能を先に整理しましょう。
A3対応だと思い込む
A3印刷とA3スキャンは異なります。必要な作業に対応しているか確認してください。
設置スペースを測らない
給紙・排紙のためのスペースまで含めて検討しましょう。
迷ったら「用途 → 印刷量 → 機能 → 用紙 → 予算」
最初に写真・文書のどちらが中心かを決め、次に月間印刷枚数と必要な機能を整理すると選びやすくなります。
頻繁に使う機能を優先して、購入後の維持費も含めて比較してください。
自分で比較するのが大変なら診断
ぴったり診断ナビでは、プリンター診断を公開しています。
使う目的、印刷量、写真のきれいさ、コピー・スキャン、用紙サイズ、優先したいポイント、予算の7問に回答することで、自分の条件に合う候補を絞れます。
よくある質問
インクジェットとレーザーはどちらがいい?
写真・年賀状を重視するならインクジェット、文書の大量印刷ならレーザーも候補です。使用目的と総費用で比較しましょう。
大容量インクタンクはお得?
印刷枚数が多い人には有利になることがあります。ただし、本体価格との差額も含めて判断する必要があります。
家庭用にADFは必要?
複数枚の書類を頻繁にスキャン・コピーする人には便利です。少量の書類を扱うだけなら必須とは限りません。
使う頻度が少なくてもプリンターを買うべき?
印刷頻度、必要なときの利便性、コンビニプリントなどの外部サービスの費用を比較して判断しましょう。
まとめ
プリンター選びでは、印刷方式、印刷量、消耗品代、写真画質、コピー・スキャン、用紙サイズ、設置場所、予算を順番に確認することが大切です。
毎日のように使う人と、年に数回使う人では適した機種が異なります。用途に合ったモデルを選びましょう。