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Wi-Fiルーターの寿命は何年?通信が遅い・途切れる原因と買い替え時期

自宅のWi-Fiが以前より遅くなった。動画が途中で止まったり、スマートフォンが突然切断されたりすると、ルーターの寿命が気になるものです。

Wi-Fiルーターは、一度設置すると何年も使い続けることが多い機器です。大きな故障がなければ、そのまま使用している家庭も多いでしょう。

ただし、通信速度が落ちる原因はルーター本体だけとは限りません。インターネット回線の混雑や接続機器、電波の届き方なども関係します。

また、Wi-Fiルーターでは、正常に通信できていてもセキュリティ更新の終了が買い替えを検討する理由になる場合があります。

この記事では、Wi-Fiルーターの寿命の考え方、故障のサイン、通信不良の確認方法、安全性を含めた買い替え判断を紹介します。

1.Wi-Fiルーターの寿命は何年?

使用できる年数は一律に決まらない

Wi-Fiルーターには、すべての製品に共通する決まった寿命があるわけではありません。

内部には通信を処理する電子部品や電源回路などがあり、使用環境によって状態が変わります。

高温になりやすい場所や通風が悪い場所では、熱がこもりやすくなる場合があります。

長年問題なく使用できる製品もあれば、途中で故障する製品もあります。

年数に加えて、通信状態とメーカーのサポート状況を確認することが重要です。

古いWi-Fi規格による性能差

Wi-Fiルーターには、Wi-Fi 5、Wi-Fi 6、Wi-Fi 6E、Wi-Fi 7などの規格があります。

新しい規格に対応した製品には、複数台の通信を効率よく処理するための機能などが搭載されています。

ただし、Wi-Fi 7対応ルーターに買い替えれば、すべての端末の通信速度が大幅に上がるわけではありません。

インターネット回線の速度や接続する端末の対応規格も関係します。

セキュリティサポートの終了

Wi-Fiルーターは、ファームウェアと呼ばれるソフトウェアで動作しています。

メーカーは、不具合の修正やセキュリティ対策のため、ファームウェアの更新を提供することがあります。

古い製品では更新の提供が終了し、新たに発見された脆弱性に対応できなくなる場合があります。

例えばバッファローでは、ファームウェアのサポートが終了した一部製品について、セキュリティ上の問題が確認されても修正プログラムを提供できない場合があると案内しています。

使用しているルーターの型番を確認し、メーカーのサポート情報を調べておきましょう。

2.買い替えを考えたい5つの症状

① 通信速度が以前より遅い

以前は快適に使えていた場所で、動画の読み込みが遅くなったり、Webページが開きにくくなったりする場合です。

ただし、通信速度は時間帯や回線の混雑状況によっても変わります。

特定の時間帯だけ遅い場合は、ルーター本体以外に原因がある可能性があります。

② Wi-Fi接続が頻繁に切れる

スマートフォンやパソコンが、突然Wi-Fiから切断される症状です。

接続しているすべての機器で同時に起きるのか、特定の機器だけで起きるのかを確認しましょう。

特定の機器だけなら、その機器の設定や状態が関係している場合もあります。

③ 再起動しないと通信できない

ルーターを再起動すると一時的に改善するものの、しばらくすると通信が不安定になる場合です。

ルーターの設定やファームウェア、内部の不具合などが関係する可能性があります。

繰り返し再起動が必要になる場合は、メーカーへ相談しましょう。

④ 接続台数が増えると不安定になる

家族のスマートフォン、パソコン、テレビ、ゲーム機などを同時に使うと通信が不安定になることがあります。

古いルーターでは、接続台数や通信量に対する処理性能が現在の使い方に合っていない場合があります。

ただし、インターネット回線そのものが混雑している可能性もあるため、原因を切り分けましょう。

⑤ 電源が入らない・異常に熱い

電源ランプが点灯しない、突然再起動を繰り返す、異常な発熱や焦げ臭さがある場合です。

電源アダプターや本体の不具合が考えられます。

焦げ臭さ、煙、異常な発熱がある場合は、直ちに使用を中止してください。

安全を確保し、メーカーへ相談しましょう。

3.Wi-Fiが遅いときに確認したいこと

インターネット回線の状況

Wi-Fiの接続状態と、インターネット回線の速度は別に考える必要があります。

ルーターの近くでも通信が遅い場合は、回線側の障害や混雑が関係していることがあります。

契約している通信事業者の障害情報も確認しましょう。

ルーターの設置場所

ルーターを家具の奥や床の隅、金属製の棚などに置くと、電波が届きにくくなる場合があります。

家の中央付近など、電波が届きやすい位置へ設置できるか確認しましょう。

2.4GHzと5GHzの違い

2.4GHz帯は比較的障害物を回り込みやすい一方、ほかの機器との電波干渉を受けることがあります。

5GHz帯は高速通信に適していますが、壁や距離の影響を受けることがあります。

使用する部屋や機器に合わせて確認しましょう。

LANケーブル

有線LANで接続している機器でも速度が遅い場合は、LANケーブルや接続ポートの規格、回線側の状況を確認しましょう。

ファームウェアの更新

メーカーが新しいファームウェアを公開している場合は、指定された手順で更新しましょう。

更新中に電源を切ると不具合が起きる場合があるため、説明書の注意事項を守ってください。

4.故障と買い替えを判断するための切り分け

一台だけつながらない場合

特定のスマートフォンやパソコンだけ接続できない場合は、その端末の設定やソフトウェアに原因があることもあります。

ほかの機器で接続できるか確認しましょう。

家中の機器が同時に切断される場合

複数の機器が同時に切断される場合は、ルーターやインターネット回線側の問題が考えられます。

回線終端装置など、接続している機器のランプ表示も確認しましょう。

Wi-Fiはつながるのにインターネットが使えない場合

スマートフォンにはWi-Fi接続済みと表示されていても、インターネットへ接続できない場合があります。

通信事業者の障害や接続設定の問題が関係している可能性があります。

再起動と初期化は異なる

再起動は一時的に電源を入れ直す操作です。

初期化は、Wi-Fiのパスワードや接続設定などが消える場合があります。

初期化を試す際は、必要な設定情報を確認してから行いましょう。

特に通信事業者から貸与された機器は、勝手に初期化せず、事業者の案内に従ってください。

5.安全性から考える買い替え時期

Wi-Fiルーターでは、通信速度だけでなくセキュリティも重要です。

長年使用している機器は、最新のファームウェアを利用できるか確認しましょう。

サポートが終了している場合

メーカーによるセキュリティ更新の提供が終了している製品は、新しく発見された脆弱性への対応が難しくなる場合があります。

サポート終了の案内や既知の脆弱性の情報を確認し、必要に応じて買い替えを検討しましょう。

管理画面のパスワード

管理画面のパスワードが初期設定のままになっている場合は、メーカーの推奨する方法で変更しましょう。

Wi-Fiの接続パスワードとは別に、管理画面用の認証情報がある機種もあります。

自動更新機能

新しいルーターの中には、ファームウェアの自動更新に対応した機種があります。

今後のセキュリティ管理を考える場合は、購入時に確認したい機能です。

6.修理・設定変更・買い替えの判断表

修理・設定変更・買い替えの判断表
状況まず確認すること判断の方向性
特定の端末だけ遅い端末の設定・接続規格端末側も確認
部屋によってつながらない設置場所・壁・距離配置変更やメッシュを検討
夜間だけ遅い回線の混雑・障害情報回線側を確認
再起動が頻繁に必要設定・更新・機器の状態改善しなければメーカー相談
ファームウェア更新が終了サポート情報・脆弱性買い替えを検討
電源が入らないアダプター・ランプ表示メーカー相談
焦げ臭い・異常に熱い安全確保直ちに使用停止

7.Wi-Fiルーターの買い替え費用と注意点

Wi-Fiルーターは、修理費用と新品価格を比較して判断することになります。

ただし、契約しているインターネット回線によっては、ルーターが通信事業者から貸し出されている場合があります。

貸与品の場合は、契約内容や交換手続きを確認しましょう。

自分で購入したルーターであれば、現在の回線速度や接続台数を確認して新しい機種を選びます。

10Gbpsなどの高速回線を利用している場合は、WANポートや有線LANポートの対応速度にも注意が必要です。

8.古いWi-Fiルーターの処分方法

家庭用Wi-Fiルーターは、家電リサイクル法の4品目には含まれません。

自治体によって、不燃ごみや小型家電回収などの処分方法が異なります。

処分する前には、管理画面の設定やWi-Fi接続情報をメーカー指定の方法で初期化しましょう。

なお、通信事業者から貸し出されている機器は返却が必要な場合があります。

契約先の案内を確認してください。

9.買い替えるなら何を重視する?

Wi-Fi規格

Wi-Fi 6・6E・7など、使用するスマートフォンやパソコンに合った規格を確認しましょう。

家の広さ

複数階の住宅や壁の多い住宅では、メッシュWi-Fiが候補になる場合があります。

接続台数

家族のスマートフォンや家電など、同時に接続する台数を整理しましょう。

セキュリティ

ファームウェアの自動更新や、メーカーのサポート方針を確認しましょう。

詳しい比較はWi-Fiルーターの選び方で紹介しています。

住まいの広さや回線速度、接続台数、予算から候補を絞りたい場合は、Wi-Fiルーター診断も利用できます。

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10.よくある質問

Wi-Fiルーターは5年で買い替えるべき?

一律に5年で故障するわけではありません。通信状態やセキュリティ更新の提供状況などを確認して判断しましょう。

Wi-Fiが遅い場合はルーターが原因?

回線の混雑や電波の届き方、端末の状態が原因になる場合もあります。

Wi-Fi 7にすれば必ず速くなる?

回線速度や接続機器の対応状況によって変わります。利用環境に合うか確認しましょう。

セキュリティ更新が終わったルーターは使える?

通信自体はできる場合がありますが、新しい脆弱性に対応できないことがあります。メーカーの案内を確認し、買い替えを検討しましょう。