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洗濯機の寿命は何年?買い替え時期と異音・水漏れ・脱水不良の判断

毎日使っている洗濯機から、これまで聞いたことのない音がする。脱水が途中で止まったり、洗濯時間が長くなったりすると、そろそろ寿命なのか気になるものです。

洗濯機は決して安い家電ではありません。できれば長く使いたい一方、突然使えなくなると日々の生活に大きな影響が出ます。

ただ、10年使ったから必ず壊れるわけではなく、使用年数が短くても修理が必要になることはあります。洗濯物の片寄りや排水口の詰まりなど、洗濯機本体の故障とは異なる原因で不具合が起きる場合もあります。

買い替えを判断するときは、使用年数に加え、起きている症状、修理できるかどうか、費用を確認することが大切です。

この記事では、洗濯機の平均使用年数と故障のサインを整理し、修理と買い替えの判断方法を紹介します。

1.洗濯機の寿命は何年?平均使用年数の目安

買い替えまでの平均使用年数は10.1年

内閣府の2026年3月の消費動向調査を基にした数字では、買い替え前の洗濯機の平均使用年数は10.1年です。

この数字は、2025年4月から2026年3月までの間に洗濯機を買い替えた二人以上の世帯について、以前の洗濯機を何年使用したかを集計したものです。

平均10.1年という数字は、使い始めて10年で故障することを示すものではありません。

5年程度で故障する製品もあれば、10年以上使用される製品もあります。洗濯の回数、使用環境、お手入れなどによって状態は変わります。

縦型とドラム式で見るポイントは違う

縦型洗濯機では、給排水、洗濯槽の回転、脱水時の振動などが確認したいポイントになります。

ドラム式洗濯乾燥機では、それらに加えて乾燥機能や乾燥経路、ドア周辺の状態も重要です。

乾燥だけできなくなった場合と、洗濯も脱水もできない場合では、修理や買い替えの判断が異なります。

部品の保有期間も確認する

洗濯機には、修理に必要な補修用性能部品の保有期間があります。

例えば東芝では、洗濯機の補修用性能部品について、製造打ち切り後6年という保有期間を案内しています。期間はメーカーや製品によって異なります。

これは「購入後6年で使えなくなる」という意味ではありません。

製造終了から時間が経つと、必要な部品が入手できず、修理が難しくなる場合があります。

古い洗濯機を修理したい場合は、まずメーカーへ型番を伝えて部品の供給状況を確認しましょう。

2.買い替えを考えたい5つの故障サイン

① 今までと違う異音が続く

洗濯中や脱水中に、金属がこすれるような音や大きな衝撃音が続く場合は注意が必要です。

ただし、脱水時の振動には洗濯物の片寄りや設置の傾きが関係することもあります。

衣類を均等に入れ直しても異常な音が続く場合や、以前とは明らかに違う音がする場合は、運転を中止して点検を依頼してください。

② 脱水できない・途中で止まる

脱水が始まらない、何度もすすぎへ戻る、エラーで停止する場合があります。

衣類の片寄りや排水不良などで起こることもあり、エラー表示と取扱説明書を確認することが最初の手順です。

洗濯物の量を調整し、指定されたお手入れを行っても改善しない場合は、内部部品に問題がある可能性があります。

③ 給水や排水が正常にできない

水がたまらない、排水に時間がかかる、排水できずに止まるといった症状です。

給水栓が閉まっていたり、指定されたフィルターが詰まっていたりする場合もあります。

本体内部の故障やホースの破損が疑われる場合は、自分で分解せずメーカーへ相談しましょう。

④ 本体や床から水が漏れる

水漏れは、床材や階下の部屋にも被害が及ぶことがあるため、早めの対応が必要です。

水漏れを見つけたら使用を中止し、安全にできる範囲で水栓を閉めてください。

電源まわりが濡れている場合は、感電を避けるため濡れた手でプラグなどに触れず、安全を確保して管理会社や専門業者へ相談してください。

ホースの接続部なのか本体内部なのかで対応が異なるため、場所を確認し、必要に応じて点検を依頼しましょう。

⑤ 焦げ臭い・煙が出る・電源まわりが異常に熱い

焦げ臭さ、煙、電源コードやプラグの異常な発熱などがある場合は、直ちに使用を中止してください。

安全に操作できる場合は電源を切り、メーカーや販売店へ相談しましょう。

煙や火が出ている場合は避難と通報を優先してください。

こうした症状があるときは、原因を確かめるために何度も運転を繰り返すことは避けましょう。

3.故障と決める前に確認したいこと

洗濯物が片寄っていないか

厚手の衣類や大きな洗濯物が一か所へ偏ると、脱水時の振動が大きくなることがあります。

洗濯機を停止させ、洗濯槽が完全に止まってから衣類をほぐしましょう。

排水フィルター・排水口

排水が悪い場合は、取扱説明書で指定されたフィルターや排水口のお手入れ方法を確認してください。

ドラム式の排水フィルターなどは、内部に水が残っている状態で開けると水が流れ出る場合があります。

メーカーの手順と注意事項を守り、安全に作業できない場合は専門業者に任せてください。

給水栓とホース

水が入らないときは、給水栓が開いているか、ホースに目立った異常がないか確認します。

ホースの接続を変更する作業は、必ずメーカーの指示に従ってください。

エラーコード

操作パネルに表示された英数字は、原因を絞る手がかりになります。

同じ表示でもメーカーや機種によって意味が異なるため、型番に対応した取扱説明書を確認しましょう。

メーカーのお知らせ

型番によっては、点検や修理に関するメーカーのお知らせが出ている場合があります。

古い製品を長く使っているときは、型番を確認しておくと、修理を相談する際にも役立ちます。

4.修理と買い替え、どちらがいい?症状別の判断表

症状別の判断表
状況まず確認すること判断の方向性
衣類の片寄りで脱水停止洗濯量・衣類の入れ方指定の対処を試して様子を見る
排水が悪いフィルター・排水口・エラー改善しなければ点検を依頼
ホース周辺から水漏れ安全確保・漏れている場所使用停止のうえ修理相談
大きな異音が続く衣類の片寄り・設置状態異音が続けば使用を止めて点検
焦げ臭い・煙が出る安全確保直ちに使用停止・相談
長期使用で修理費が高い見積もり・部品供給状況買い替えを比較検討

軽い不調に見えても、危険な異音や発熱を伴う場合は、安全面を優先してください。

また、この表だけで故障原因を確定することはできません。

5.修理費用と購入費用はどう比べる?

修理と買い替えを比較するときは、修理見積もりを取ることが基本です。

修理費用には、部品代、技術料、出張費などが含まれる場合があります。

見積もりを依頼するときは、次の点を確認しましょう。

  • 修理に必要な総額
  • 交換する部品
  • 部品が供給されているか
  • 修理後の保証条件
  • 追加費用の発生条件

使用開始から数年で保証や延長保証が使える場合は、修理を先に検討しやすくなります。

一方、10年前後使用していて修理費用が高い場合は、新品への買い替えと比べてみましょう。

修理できたとしても、その後に別の部品で不具合が起きる可能性はあります。使用年数と修理額の両方から考えることが大切です。

6.洗濯機を買い替えるときの処分方法

洗濯機は家電リサイクル法の対象製品です。

一般的な粗大ごみとして処分する製品とは扱いが異なります。

買い替え時には、新しい洗濯機を購入する販売店へ古い洗濯機の引き取りについて相談する方法があります。

処分に必要な費用は、メーカーや回収方法などによって異なります。

購入前に確認したいのは、次の費用です。

  • 新しい洗濯機の本体価格
  • 配送・設置費用
  • 古い洗濯機のリサイクル料金
  • 収集運搬料金
  • 必要な追加工事・部品代

特にドラム式へ買い替える場合は、洗濯機置き場のサイズ、防水パン、搬入経路、ドアの開く方向なども確認しましょう。

7.買い替えるなら何を重視する?

洗濯機を買い替える場合は、現在の不満を整理すると選びやすくなります。

洗濯だけで十分なら縦型も候補

洗濯中心で使い、乾燥機能をあまり使わない人は、縦型洗濯機も候補です。

本体価格や設置条件を比較しましょう。

干す手間を減らすならドラム式

乾燥を頻繁に使う場合は、ドラム式洗濯乾燥機が候補になります。

ただし、設置寸法や乾燥容量、お手入れ方法の確認が必要です。

洗濯容量も見直す

家族が増えた場合や、まとめ洗いをするようになった場合は、以前と同じ容量が最適とは限りません。

洗濯量に合った製品を選びましょう。

買い替え候補を比較したい人は、洗濯機の選び方も参考にしてください。

さらに、質問に答えながら候補を絞りたい場合は、ぴったり診断ナビの洗濯機診断を利用できます。

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8.洗濯機の買い替えに関するよくある質問

洗濯機は10年使ったら買い替えるべき?

10年は一つの判断材料です。異常なく使用できている場合と、故障が繰り返される場合では判断が変わります。現在の状態、部品の供給、修理費用を確認しましょう。

脱水だけできない場合も寿命?

衣類の片寄りや排水の問題など、故障以外の原因もあります。指定された確認を行っても改善しない場合は点検を依頼してください。

水漏れしていても洗濯できるなら使っていい?

水漏れを確認した場合は使用を中止してください。床や周囲の電気設備などへの被害につながることがあります。

修理と買い替えの金額はどこで比べる?

メーカーや販売店から修理見積もりを取り、新品の本体価格、設置費用、古い製品の処分費用と比較しましょう。

9.買い替え前のチェックポイント

洗濯機の買い替えを考え始めたら、まず現在の使用年数と症状を整理しましょう。

故障のように見える症状でも、取扱説明書に記載された対処で改善する場合があります。

一方、異常な音や水漏れ、焦げ臭さなどがある場合は、使い続けずに点検を依頼してください。

修理見積もりと新品の総費用を比較し、今後どのくらい使いたいかを考えることで、自分に合った判断がしやすくなります。